雑記帳

電子計算機の"明後日"から、他愛もない話まで。

SpiceでSX-WD5KTのインピーダンス曲線

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少し間が開いてしまいました。実生活の方でも、この間に転職活動を始めたりと、なかなか楽しいことになっています。

さて、以前にスピーカのインピーダンスマッチングの話や、電力アンプの話等を書いてきましたが、それと関係する話です。

 

家でアンプをいじる時、自分がアナログに弱いこともあってシミュレータのお世話になることが多いのですが、そのときに欠かせないのがこいつです。

SX-WD5KTは付属の取説に、完成品のインピーダンス曲線が載っています。それとインピーダンスの実部が同じっぽい曲線となるように、学生時代に適当に作ってみたものです。

見比べて頂ければ似ていると思いますが、個々のユニットの曲線が載っていた訳ではないので、ツィータのf0部分はありませんし、ウーファのL成分に相当する部分もLC共振になっていたりします。このため、ネットワークの評価や、個々のユニットの特性を見たりするのには使えません。

こいつを使えば、スピーカをアンプにつないだときの、スピーカで消費される瞬時電力波形や、有効電力(消費電力)の周波数特性を得たりすることができます。

 

アンプの客観的な性能評価を「スピーカ負荷の代わりに固定抵抗」としているのに違和感を感じている、私のようなひねくれた方々におかれましては、是非活用して頂ければと思います(何